お嬢の移植仲間のひとりである、可愛い可愛い男の子が
今日、亡くなったと連絡がありました。 お嬢が移植したちょうど2ヵ月後に、同じ病院で移植を受け ともに入院生活を乗り越えてきた仲間です。 まだ1歳そこそこの小さな小さな身体で、移植後の感染症やいろんな合併症と闘って もう、闘い疲れてしまったのかな。 笑うとのぞく、生えたての小さな歯が愛くるしい男の子でした。 ドナーとなって自ら、身体を痛めたママの今の気持ちを考えると 胸が引き裂かれそうになります。 ママの入院中、仕事着のままやってきて夜通し付き添っていたパパの気持ちも 想像するに堪えません。 どんなことをしても助けたいと選んだ移植の道も、移植の歴史十数年が経った今でも 10人に1人は、次々にやってくる拒絶や合併症の追っ手を逃れることができないのです。 そう思うと、いつも当たり前にあると思っているお嬢の笑顔が、寝顔が とてつもなく尊いものに思えます。 怖がってはいけない。一日も長く生き延びるためではなく、 普通の子供と同じように、外の世界で遊んだり、勉強するために移植をするのだと 主治医の先生は言いました。 そんなこと言ったって、怖い。自分の命が無くなることを考えるよりはるかに、 我が子の死を考えるのは恐ろしい。 その恐ろしさと、外界と触れあって日々たくましくなっていくお嬢を 喜ばしく思う気持ちを、常に併せ持って暮らしています。 きっと時間しか癒せるものはないと思うけれど、彼のパパとママの心の痛みが 少しでも癒され、笑顔になれる日が来ますように。 闘いから解放された彼が、別れの苦しみを感じずに空へ昇ってくれますように。
by hui_hui
| 2009-05-29 22:04
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ベビーとわたしの毎日のあしあと by hui_hui
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一篇寫眞
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