誕生
前回、旅行の記事を更新してから1カ月後の5月6日(妊娠30週)、
大きくなったおなかを抱えて家事をしながら、よくおなかが張るな、
これはちょっとマズいかもしれないと思い、念のため産院で
診てもらったところ、入院レベルの切迫早産との診断。

陣痛モニターをつけて調べると、5〜6分感覚で張りがきており
「これはもう”いい陣痛ですね〜”っていう張りよ!
こんなんじゃいつ生まれてもおかしくない!」と助産師さんに叱られました。

即、入院で24時間張り止めの点滴に繋がれた生活が始まりました。

5月16日(妊娠31週)、2昼夜ほど連続で、恐ろしい張りの波がやってきて
産院で使っている点滴では歯止めがきかなくなり、
万一すぐ生まれてしまっても、小さい赤ちゃんを救命できるこども病院へ
急きょ転送されることに。

片時も点滴が外せないため、普通の車に乗れず、救急車が呼ばれて転院。
生まれて初めて担架に乗せられ、救急車に乗りました…

こども病院で、より強い張り止め点滴を追加。
副作用のめまい、頭痛、息苦しさ、目の焦点が合わないなど
いろいろな症状が一気に始まり、1週間以上症状は続きました。
トイレと、2日に1回のシャワー、食事のとき起き上がる以外は、
ずっと寝たきり。テレビもないし、目がおかしいので本も読めない。
そしてこども病院は、15歳未満の病棟立ち入り禁止なので
お嬢に会えない日々の始まりでもありました。

お嬢が生まれてからというもの、大きな手術を受けた数日間を除いては
一日たりとも離れたことがなかったのに、
お嬢はどうしてるだろう。泣いてないかな。体調崩してないかな。
涙がこぼれても、看護師さんが30分おきに点滴チェックに来る環境では
思いきり泣くこともできず。
一日一日がどれだけ長く感じられたか。
ダンナさんが持って来てくれたお嬢の写真を眺め眺め、
おいしくないゴハンをかき込んでは、寝る生活。

副作用が落ち着き、個室から大部屋に移って数日後、
お嬢が40度を超える熱を出したと、母から電話がありました。

40度超えの熱なんて、生まれてから数えるほどしか出したことないのに。
肝臓から来るものじゃないか。意識がおかしくなってないか…
半ばパニックになりながら、いつも使っている座薬の種類を電話で
母に伝えていると、
「ごめんなさい。お部屋では、携帯電話の使用、禁止です。
お母さまのお気持ちはよく分かりますけど…規則なので…申し訳ありません」
看護師さんに静止され、思わず人前で大粒の涙が。

会えないでいる間に、お嬢になにかあったらどうしよう。
赤ちゃんを心待ちにして、必死に留守番を頑張っているお嬢に
大きなご褒美をあげるその日の前に、もし、なにかあったら。
神様、そんなことだけはしないでください!
真っ暗な病室で、声を殺して祈りました。

救急に走ったり、いろいろあったとはいえ、幸いにも発熱は大事に至らず
3日後にはすっかり回復したと聞いて、心から安堵しました。
そこからは、気持ちも前向きに。
もうちょっと、もうちょっとでお嬢にプレゼントができる。

指折り数えた妊娠36週目の6月17日、赤ちゃんが出て来ても
大丈夫な週数に入ったので、元の産院での入院生活を再開。
産院ではお嬢の面会ができるうえ、食事もおいしく、ゆったりと
赤ちゃんを迎える心の準備ができました。

そして6月22日、36週と5日で切迫早産での入院生活に幕を引き退院。

翌6月23日昼、軽い陣痛発来で入院。

18時43分、次女・ちび嬢が誕生しました。

予想をはるかに越える、3240グラムのしっかりした身体。
お嬢の生まれたときに、そっくりなお顔。

産道が張り裂けるかと思う(実際にザクっと切開した)ほどの痛み、
自分が真っ二つになるかと思う程の苦しみを経て、ちび嬢に対面した時は、
正直、喜びよりも「やっと終わった…」という気持ちでした。

お嬢と赤ちゃんを対面させる、その瞬間だけを夢見て、我慢を重ねたひと月半。
そして産みの苦しみから解放された安堵でいっぱいで、
喜びの涙を流す余裕もありませんでした。

でも誰よりも我慢し、歯を食いしばって頑張ったのはお嬢です。
泣きも、ぐずりもせず、本当によく頑張ったね。

お嬢を、私とまったく同じ気持ちで包み込み、ワガママをなだめ、
叱り、老体に鞭打って全力で母代わりをしてくれた実母にも、
言い表せないほどの感謝です。
1カ月半の間、睡眠時間は5〜6時間、お風呂では身体もロクに洗えず、
毎日、幼稚園のお迎えと病院、買い物、家事の4足、5足のわらじを履き
今回も、出産の最後まで励ましてくれた母でした。
34歳のムスメでも、母にとってはお嬢と同じように、変わらず守るべき存在で
そのためなら年齢を超えた力が出るんだなと、その強さを改めて感じました。

ダンナさんにも。仕事のある中、お嬢の心の支えになってくれてありがとう。
立ち会ってもらうことは遠慮したけど(笑)、ダンナさんとお嬢に赤ちゃんを
プレゼントしたい一心で、最後まで頑張れました。

感動のゴール。でも、家族4人(と、支えてくれるじじばば3人)の
新しい歴史の始まり。

これからいろんな心配も、悩みもあるだろうけど
この日の喜びをいつも思い出して、進みたいと思います。

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by hui_hui | 2013-06-23 22:47
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ベビーとわたしの毎日のあしあと
by hui_hui
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