入社以来お世話になった上司が、東京オフィスに転勤になった。
ずっと二人組で仕事をしてきて、私が制作志向なのを知っていて
売り上げだの、業績だのうるさいことは何も言わず、好きなように仕事させて
くれた部下思いの上司。おかげで、こんなにわがまま娘に育ちました(笑)
したたかな人なので、きっと1ヶ月後ぐらいにはすっかり「東京生まれ、東京育ち」みたいになって、バリバリ仕事を作ってるはず。
遠距離ながら、少しでもサポートできるよう、がんば労。
この1年半ぐらいの間に、私の近しい人たちが
結構たくさん、東京に行ってしまった。ほんとに、相次いで。
19歳のとき、東京で大失恋をした。
おねえちゃんが迎えに来てくれるまでの3時間、ものすごい人ごみのなかで
生まれて初めて、ほんとにひとりぼっちだった。
明らかに大泣きしてるのに、すれ違う人は誰も私を気にも止めなかった。
あんなにたくさん人を抱えてる街には、同じ時間に大泣きしてる人なんてきっと
数えきれんぐらいいたに違いない。
一人一人の一喜一憂なんて、いちいち受け止めてられないんだろう。
だから私は、東京をあんまり信用しない。(笑)
東京に旅立つ人を、うらやましいとは思わない。
「木綿のハンカチーフ(古!!)」じゃないけど、ただその人の本来の姿を
失わずにいてほしいと思うだけだ。
ただの田舎者の、ひがみ根性かもしれんけど。笑