おでん屋って、なんか色気があると思う。
普通の居酒屋と違って、一緒に行ったひとのことは関係なく
別々に頼むのも、なんとなくおもしろい気がする。
「大根と、がんもと糸こんにゃく」
って頼んだあと、隣の人のお皿の中をのぞき込んで
「あ、牛すじもおいしそう」
って思ったり、
「ふーん、この人練り物好きなのか」
と思ったり
「えっ、からしそんなにつけるの?」
と思ったり
おでんのほかに、テーブルいっぱいのタコ煮付けや手羽先唐揚げやたにしや
おにぎりを広げている私と先輩には、まったく色気なしなのだけど
お互いのお皿から少しずつつついて食べている、30代後半と50代ぐらいの
二人連れのまわりには、ちょっと湿った空気が流れてたりして。
まだまだ青い私だけども、去年行ったときより確実に
場の空気が身体になじんでる気がした。
こういうふうに大人になってくのかしら。
卒制のモデルになってくれた先輩のブログをリンクしました。
http://onasu.exblog.jp/
野心家です。読書家です。参考になります。